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技術士(環境部門)の取得までの道のりと取得後について [PR]

このページでは、実際に環境部門の技術士の資格を取得し、現在も技術士として活躍している私の体験談をお話しします。

自己紹介

当方は、30代の男性です。建設コンサルタント業に従事しています。

技術士の試験について(受験までの経緯、業務経験など)

技術士の資格試験は、第一次試験と第二次試験があります。
第一次試験は、特に受験資格はありませんので、私は大学在学中に受験して合格しました。 基礎科目、適性科目、専門科目から構成されます(いずれも択一式)。入社後、日本技術士会の登録を受けて、技術士補(建設部門)になりました。
私は学部卒ですが、技術士第二次試験は、学部卒の場合、技術士第一次試験に合格し、4年間の実務経験を必要とします。この場合、補佐しようとする技術士からの業務従事証明書が必要であり、しかも部門も補佐しようとする技術士と同一の部門である必要があります。
実務経験とは、私の場合、建設事業に関する調査、計画、設計、分析等であり、単なる図表作成やCADでの図面作成等は技術士の業務経験には含まれません。

実務経験が7年間あれば、部門に関係なく、第二次試験を受けることができます。 第二次試験は、必須科目I、選択科目II、IIIから構成されます。 私の場合、当初は宅地や下水、道路設計等に携わっており、建設部門で受験を続けてきましたが、なかなか合格出来ず、業務経験が7年間経過した時点で、大気や騒音などの公害系における環境保全業務も多くなってきたので、環境部門で受けようと思うようになりました。幸い、部署の先輩も環境部門を有しており、助言を受けながら試験に臨みました。 また、私が合格した平成30年度の技術士第二次試験は、必須科目が択一式だった最後の年度だっため、絶対合格しようと思いました。(選択科目IIは400字用紙3枚、IIIは4枚の記述式)

環境部門の選択科目は、環境保全計画、環境測定、環境影響評価のうちから選ぶこととなります。私は経験上、環境保全計画の業務を多く行ってきたので、環境保全計画で受験しました。
記述式の選択科目IIはII-1とII-2があり、II-1は4つの中から2つ選択します。私は、SDGs(持続可能な開発目標)の説明、土壌汚染対策法の特徴について記述しました。II-2は2つの中から1つを選択します。 選択科目IIIは、2つの中から1つを選択します。私は、家庭用一般廃棄物の処理の有料化のため、目的や徴収方法、留意すべき事項について記述しました。7回目の技術士第二次試験で、やっと記述試験に合格出来ました。

次は、面接試験です。初めて記述式に合格でき、また面接試験で不合格となるとまた記述試験から受験する必要があるため、絶対に合格しようと勉強しました。
面接試験では、技術士第二次試験申し込み時に記載した業務経験、またそのうちの1つについて詳述した業務の課題や成果、技術士法の理解(技術士の義務・責務。主として信用失墜行為の禁止や、公益の確保)、技術士としてどのような研鑽を続けているか(講習会やセミナー、勉強会等への参加など)について質問されます。
私は、妻が別の会社の人事であるため、面接官になってもらって、何度も模擬面接をやってもらいました。 その甲斐あって、やっと技術士(環境部門)を取得することができました。

技術士合格後の恩恵、保有する意義

私の会社では、技術士を保有していると月額の資格手当てが支給されます。これが何より大きいです。
また、国土交通省や環境省などの官公庁の業務は、管理技術者が技術士を保有していることが必須です。JICAは必須ではないですが、業務主任や評価対象者の実績に加点されます。 したがって、技術士を保有していることで、会社としての受注に大きく貢献し、ひいては賞与の向上につながります。
建設コンサルタントの業務は、ルーチンワークではなく、常に国や地域、また分野によって課題が異なります。これは技術士の試験対策にも言えることですが、その業務がどのような現状や課題があり、その解決に向けてどのようなアプローチを行っていき、どのような成果を得られたかを考察する必要があります。
業務の受注にあたっては、JICAにしろ国土交通省などの官庁にしろ、主流となっているプロポーザル方式での提案書作成が必要ですが、これがまさに、業務の課題や、その課題解決に向けた手法の提案であり、日々の業務や、技術士の資格が活きてきます。

今後について

2021年から、技術士のCPD(継続研鑽)制度が開始されました。技術士は、技術士法47条の2にある通り、知識及び技能の向上を図り、資質の向上に努めなければなりません。
取得して終わりではなく、常に研鑽を続ける必要があります。日本技術士会や建設コンサルタント協会などが、CPD認定を行う制度が構築されています。専門分野や周辺分野のセミナーや講習会への参加、また論文発表、講師としての登壇、取得などを行い、CPDの単位認定を受けるものです。 私も技術士として、日々これ勉強です。

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